第23回 和音(コード)について考えよう②

第23回 和音(コード)について考えよう②

今回は少しコード進行の話に踏み込んでいきます。

コード進行とは、和音の変化のこと。
その変化の仕方によって、音楽全体の流れはもちろん、その曲の「ムード」を作ることができます。

 

まず、知っておいてほしいのは「ダイアトニック・コード」というもの。
「ダイアトニック・コード」とは、音階中の音で作ることができる和音のことです。

Cメジャースケールで考えましょう!

 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ  Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅰ
 ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
 C D E F  G A B C

例えば、この音階の主音である第Ⅰ音の「ド」を基準に3和音を作ってみましょう。

3和音の基本は、
基準となる音(根音)、完全5度上の第5音、3度上の第3音
で作られるということでしたね。

 

つまり、「ド」を基準とし、この音階の中で3和音を作ると、

根音  第3音  第5音
 ド   ミ    ソ
    長3度 完全5度

という、ドを根音とする長三和音「C」ができます。

 

次に、音階としての第Ⅱ音である「レ」で同じことを行うと、

根音  第3音  第5音
 レ   ファ   ラ
    短3度 完全5度

となり、レを根音とする短三和音「Dm」ができます。

 

同様に、ミ、ファ、ソ、ラ、シと作っていくと、

 ミ  ソ シ  ⇒ Em

 ファ ラ ド  ⇒ F

 ソ  シ レ  ⇒ G

 ラ  ド ミ  ⇒ Am

 シ  レ ファ ⇒ ???

となります。

 

さて、なぜ「シ レ ファ」が???となっているかというと、
3和音の基本である、「第5音が根音の完全5度上となっている」という条件を満たさないからです。
(もし、「シ」に対して完全5度上を取ろうとすると、「ファ#」になってしまいます。)

実際にこの和音を聞いてみると、他と比べてちょっと不安定な感じがしますよね?
「シ レ ファ」のような和音のことを「ディミニッシュコード」「減三和音」と呼び、「Bdim」や「B〇」と表記します。
この「ディミニッシュコード」は後ほどしっかり説明しますので、今は説明を省きますね。

Cメジャーのダイアトニック・コードをまとめると以下のとおりとなります。

 ド  ミ  ソ  ⇒ C
 レ  ファ ラ  ⇒ Dm
 ミ  ソ  シ  ⇒ Em
 ファ ラ  ド  ⇒ F
 ソ  シ  レ  ⇒ G
 ラ  ド  ミ  ⇒ Am
 シ  レ  ファ ⇒ Bdim

そして、それぞれ音階の第〇音を基準とするダイアトニック・コードであるかをローマ数字の「〇」を使って表します。

つまり、Cメジャーの中の、「ファ ラ ド」の和音(F)のことを「Ⅳ」と表したり、
「ラ ド ミ」の和音(Am)のことを「Ⅵ」と表します。

 Ⅰ  ド  ミ  ソ  ⇒ C
 Ⅱ  レ  ファ ラ  ⇒ Dm
 Ⅲ  ミ  ソ  シ  ⇒ Em
 Ⅳ  ファ ラ  ド  ⇒ F
 Ⅴ  ソ  シ  レ  ⇒ G
 Ⅵ  ラ  ド  ミ  ⇒ Am
 Ⅶ  シ  レ  ファ ⇒ Bdim

Cメジャーで曲を作るときは、基本的にはこの7つのコードで作曲することができます。
ですので、まずはこの7つのダイアトニック・コードを覚えておきましょう。

しかし、これだけではまだ理解としては足りません・・・。
この7つの和音が「どのような役割なのか」「どのような効果があるのか」をしっかり理解する必要があります!
次回は、ダイアトニック・コードそれぞれの役割のお話!

※ちなみにマイナースケールにおいてもダイアトニック・コードを考えることもできますが、
複雑である点と、ポップスとしてはあまり使わない点を考慮し、今回は説明を省きます。